こんにちはNEWS

ジャニーズは10代のうちに通っておけ

好きな人が33歳になりました。

あのね、好きなんだよ。

過去何かを受け入れられなかったりとらわれたくなかったりを言えるところ。自分のために自分を守ろうとするところ。日々高まる自信とそれでも乗り越えられない引け目。今日も一日頑張ろうとか明日からも頑張ろうという言葉。一日ゆっくり過ごすことに意識を向ける姿。緑茶は薄い方が好きだとか甘いものが好きなところとかお酒のペースがやけに早いところ。ポジショニングにこだわるところ。忙しない日々をこなすためのルーティーンや自室でのマイルールがあるところ。根っからの芸能人体質なところ。数字といえば?と聞かれたら誕生日の51を答えたり、イニシャルであるKを多用するところ。

何かの終わりの時には同時に次の楽しみを一緒に教えてくれるところ。メンバーとわちゃわちゃしてる時にとびきり顔をほころばせるところ。サプライズに驚きながらもとろける笑顔を見せてくれるところ。進行を考えるあまりたまに素っ気なくなっちゃうところ。イレギュラーな事態に目に見えてあたふたするところ。でも生放送に挑む時やどうしようもない不測の事態には強いところ。嬉しい気持ちも悲しい気持ちもふわりと優しく教えてくれるところ。何かあったらすぐ報告しちゃうところ。形から入ってすぐその気になっちゃうところ。

好きなところはまだまだあるよ。でもそれらがあるから好きなわけじゃない。要素を一つ一つで見れば苦手なものもある。彼のことが好きだからそれらすら愛せてしまったんだ。正直に言うと、世間的にはポジティブに受け取れないかもしれないところだってあると思う。でも全部が彼の中にあるもので、私はそんな彼が好きだ。

最初はよくわからないまま好きになった。「この人はなんだろう?」と考えていた。そのうち、私が彼に抱く印象も彼を構築する要素への感情もコロコロ変わっていって、好きなところも苦手なところも実は同じ色の紐で繋がっているのでは?と気付いた時、「向かうところ敵なし!」みたいな気持ちになった。本来"彼のような人"は好きじゃない。何かがダメだからではなく自分との相性の問題で。でも"彼"が好きだ。毎日彼のことを考えては「好き」を深く深く心に染み付かせ、やがて取れなくなったそれは、胸を張れることの少ない私にとって誇らしいものになった。

気持ちなんか誰かと比べても結局自分の中から取り出せない以上絶対的な、自分自身が評価する以外にないもので、私はどれだけ彼の今までを見てこれなくても知らないことが多くても、比べることなくただひたすらに好きだと言える。私だけの感情で、私だけがその感情の全てを知ってる。

 

NEWSを好きになって、初めて迎えた「おめでとう」を言える日は5月1日だった。「ファンになって初めて祝うのがあなたの誕生日だなんて、運命みたいだね」なんて恥ずかしいことも素直に浮かんだ。彼を好きになってから、自分の小さな変化に驚くことが増えた。洗濯を楽しむ彼の気持ちを少し知りたくなって、少し高くていい香りの柔軟剤を買った。初めてのデパコスを買ったし、その際メンバーカラーである紫のアイカラーを選んだ。いつもコレ、という彼の真似をして外出時に飲むお茶の銘柄が決まった。特典DVDでパンケーキを楽しむ姿を見てから分厚いパンケーキなんか作ってみたりしたし、切り分ける時も一枚一枚じゃなく、彼と同じように一気に切り分けた。何かを買う時には必ず彼の顔がよぎり、「これ好きかな」なんて考えちゃう。情けないことに働くこと、きちんと生きることが本当に苦手で、でも彼が頑張ってるんだから…と自分なりに頑張って生きてる。改めて書き出してみたら恥ずかしくなるくらい小さいしポテンシャルの低さに落ち込みすら覚えるけど、誰かを意識して行動をするのが初めてなので楽しいし今までが酷かったのでちょっとだけ人としてちゃんと生きている気がする。恋かな。恋なのかもしれない。

なにより、「あなたが幸せになるのなら何をしたってどうあろうとしたってずっと好きだよ」と、彼にだけは心から思えるようになった。これは私に本来ある心ではなく、彼が私の中に作り上げた心だ。彼のおかげで生まれた心だ。

 

こうやって文章を打ち込みながら好きだ好きだと考えていると胸がギュッと熱くなって泣きそうになる。こんなに好きでも私ひとりの力が彼に影響するわけがなくて、極端な話、例え私が彼のことを嫌いになろうとも彼の世界はこれっぽっちも変わらない。そう考えると、好きでいることもついお仕事を追いかけてしまうことも私の自己満足、自分のためにやっているんだと気付く。愛されたくて愛しているわけじゃない、愛そうと意識して愛してるわけでもない。この文章だって、届くわけがないのに自己満足の他ならない。それでもいいんだよ。自己満足でも吐き出さないとどうにかってしまいそうなくらいには大好きでいっぱいなんだ。

 

いきなりだけど、ドラマ「カルテット」に、

人を好きになるって勝手にこぼれるものでしょ。

という台詞がある。私はこのドラマで話される「好き」が大好きでたまらない。好きだってこと忘れるくらいいつも好きだったり、勝手にこぼれたり。意識せずとも胸のうちできらきら光ってるものが生まれて動いてしまう、恋とか愛とかってそういうものなんだろうし、今まさにこぼれて仕方ない。拾っても拾ってもとめどなくきらきらがこぼれ落ちる。

 

前置きが前置きじゃないみたく長くなってしまったけれど、小山慶一郎さん、33歳のお誕生日おめでとうございます。33年間、あなたが選択し続けた結果、今の私の幸せがあるし、今のあなたがいます。実直に夢を叶えて自分を肯定するための努力を怠らない小山さんが大好きです。

これからもあなたが選ぶ道があなたにとって正しい道でありますように。あなたが幸せでありますように。